※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【レビュー】エアバンド受信の人気機種 IC-R6の後継機 IC-R15のレビュー

今回はこんな記事です。

エアバンド(航空無線)受信機の代表格の一つはアイコムのIC-R6かと思います。
今回、こちらの機種の後継機とも言えるIC-R15が発売され、ようやく手に入れられましたのでIC-R6との違いを中心にレビューします。

はじめに

アイコムのIC-R6は2010年発売で、発売からそろそろ14年ほど経とうとしています。

当然、最新の機能と比較するとやや見劣りする部分は出てきており、例えばIC-R6本体にはワイヤレスイヤホン接続用のBluetoothなどは実装されていません。

このため、私は下記のような記事でワイヤレス化に取り組んできました。

ところが2023年12月になってようやく後継機のIC-R15が発売となり、その人気から、品薄状態で入手に時間がかかっていたところ、今回やっと手に入れることが出来ました。

私は航空機撮影時にエアバンドを受信する程度で、無線機能そのものの「濃い」内容のレビューなどはできませんが、ライトユーザから見た使い勝手などを中心にレビューします。

IC-R15の特徴(IC-R6との比較中心)

IC-R15の特徴をIC-R6との比較を中心にまとめます。
なお、IC-R15の詳細仕様は アイコムの商品紹介ページ も参考にしてみてください。

Kei
Kei

私はIC-R15をCQオームさんから購入しましたが、CQオームさんからカラーシート(緑色:織部)を購入時にプレゼント頂けたので、以降のIC-R15にはすでに緑のカラーシートが貼られています。その点ご容赦ください、、、

カラーシートを貼付け前(引用:商品紹介ページより)

カラーシート貼付け後

※上記は『緑:織部』ですが、他にも『赤:椿』『紫:藤』 『茶:すすき』などがあります。

大きさ

  • IC-R15:58(W)×116(H)×33.8(D)mm(突起物を除く)
  • IC-R6:58(W)×86(H)×29.8(D)mm(突起物を除く)

左:IC-R15 右:IC-R6   アンテナは外してあります

左:IC-R15 右:IC-R6   アンテナは外してあります

IC-R15の方が高さも高く、厚みがあるせいで全体に一回り以上大きく感じます。

重さ

  • IC-R15:260g(本体・アンテナ・付属電池を含む)
  • IC-R6:200g(本体・アンテナ・付属電池を含む)

値段

  • IC-R15:実売価格 5万円程度(2024年9月現在)
  • IC-R6:実売価格 2万円程度(2024年9月現在)

お値段はだいぶ違います、、、

電池仕様

  • IC-R15:リチウムイオン 約13時間使用可
  • IC-R6:ニッケル水素電池 約15時間使用可

利用可能時間に大きな差異はありませんが、満充電までの時間が圧倒的に違います。
IC-R6の場合、電池が空の状態から満充電までに10時間以上かかる感覚ですが、IC-R15はリチウムイオン電池なものあって3~4時間程度で満充電になります。

また、IC-R15には充電器は標準では付属しませんが、本体にUSB Type-Cの端子がついており、汎用的な充電器で充電が可能です。この点も使い勝手がいいですね。

私が使用している充電器はこれです。Nikon Z8本体で充電する際の充電器としても使っています。両端がType-Cのケーブルも付属しており、お得です。

操作性

IC-R6の表示パネルは1行の液晶ディスプレイのみであり、何を操作しているのか感覚的に分かりにくく、頻繁に持ち出さない私にとってはいつまで経っても操作がしっくり来ませんでした。

表示が英数字しか出ないので状態が分かりにくい

一方、IC-R15はカラー液晶が採用されており、日本語(漢字)表記で表示されるため、『IC-R15が今はどんな状態なのか』『今はなんの操作をしているのか』が直感的に非常に分かりやすいです。

また、IC-R15の操作には本体中央の十字キーを使用することもでき、この点でも圧倒的にIC-R15の操作性が勝ります。

ワイヤレス接続

内蔵スピーカーを使わず、イヤホンを使用する場合、IC-R6は有線のイヤホンを使用することしか出来ませんでしたが、IC-R15はBluetoothを搭載しており、ワイヤレスイヤホンとの接続が可能です。

初期登録データ

IC-R15には航空、船舶、鉄道、バス等の周波数が最初から登録されています。
このため、自分で周波数を登録等せずとも、購入直後から受信を行うことが出来ます。

例えば、航空無線については最初から全国の空港の周波数が登録されており、非常に便利です。

2波同時受信

2つの電波を同時に受信することが出来ます。
例えばTWR(タワー)を受信しながらカンパニーラジオを聴くなどが同時に出来ます。これも非常に便利なポイントです。

例えば成田のTWRを聞きつつ東京(羽田)のTWRを受信可能(あくまで例です)

その他の特徴

  • 録音ができる
    受信している音声を録音し、USBメモリに保存することが出来ます。
  • 画面キャプチャが撮れる
    無線受信機として使うだけの方にメリットがある機能かは不明ですが、私のように画面キャプチャを記事に利用したい人にとっては大変便利な機能です。
    画面キャプチャしたものを本体に挿入したUSBメモリに保存できます。
Kei
Kei

今回の記事の画面キャプチャもこの機能を使ってキャプチャ⇒USBメモリに転送して記事にしました。

IC-R15使用上の留意点

ネット(X)上でもいくつか見かけましたが、相性の問題でまれにBluetooth接続がうまくできないイヤホンがあるようです。

万が一相性が心配な場合、CQオームさんがIC-R15専用のワイヤレスイヤホン(BEB-R15)を扱っているのでこちらを利用するのがよいかも知れません。

Kei
Kei

実際、私も手持ちのイヤホンで試してみましたが、4機種中、1機種が「ペアリングはできるものの音声が聞こえない」状態となりました。

動作確認できた機材をご紹介しようかとも思いましたが、すでに販売停止になっているものばかりでご紹介できず、、すみません、、、
⇒販売中止になっているものもありますが接続できたものを参考までにご紹介します。

 

<問題なく使えたもの>

◯EQZのBluetoothイヤホン

◯AMORNOのBluetoothイヤホン(在庫切れなので写真のみ)

◯SONYのBluetoothイヤホン(そこそこ高いのでエアバンド受信だけには少々もったいないかも)

<ペアリングは出来たが音声疎通がNGだったもの>

◯MesetoのBluetoothヘッドセット(在庫切れなので写真のみ)

まとめ

飛行機撮影時に持ち出す程度の私にとって、IC-R6の操作性はやや難易度が高いものでしたが、IC-R15は抜群の操作性で直感的にも分かりやすく、1時間程度使用しただけで基本操作はほぼマスターできました。

また、IC-R15には最初から全国の空港の無線周波数がプリインストールされているのもメリットが大きいです。

エアバンドのライトユーザにとってIC-R15は値段的にややハードルが高いですが、IC-R6の後継機としてIC-R15登場まで10年以上かかっていた点を考慮すると、長い目で見て選択肢にいれるのもよいかも知れません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました