今回の記事はこんな内容です。
なお、ロックナットの交換手順を覚えておくと、三脚の脚をすべて分解して三脚のメンテナンスする際にも使える手順なので覚えておいて損はないです。
はじめに
三脚のカスタマイズって三脚が自分だけのオリジナルモデルになった気がしてとても楽しいカスタムです。過去にもこんな記事でまとめたりしています。
Leofoto からはロックナットのカラーバリエーションとして『イエロー』『レッド』『ブルー』『グリーン』『ピンク』『オレンジ』の全6色の交換用ロックナットが発売されています。

引用:ワイドトレードの商品紹介ページより
私も早速手に入れ、保有する LM-364C のロックナットを『レッド』に交換して楽しんでいます。


ここで、ロックナットの交換には
- 三脚の脚からロックナットを完全に外すことが必要
- 三脚に合わせたロックナットのサイズを選択することが必要
など、多少のノウハウが必要なので、今回記事にしてまとめました。
ロックナットの交換に対応している三脚
2025年5月現在 Leofoto の下記のモデルのロックナットが交換可能です。
LS、LS-EX、LY、LM、LX、LO、LQ、MPシリーズ
交換用ロックナットの発注の仕方
ロカユニバーサルデザイン(KANIフィルター)などの各販売店、楽天市場「機材専門ワイドトレード」、レオフォトジャパンショールームにて購入できます。

国内正規販売店で販売されたLeofoto三脚が対象で、購入にあたっては三脚の製造番号を知らせる必要があります(並行輸入品等での交換は不可)。その点は注意してください。
交換用ロックナットのサイズの選択方法
Leofoto の三脚はモデル名に三脚の一番太い部分の脚のサイズが含まれています。
例えば LS-324C ならば
- LS:シリーズ名
- 32:脚の一番太いところのサイズ(mm)
- 4:脚の段数。『4』は脚が4段
- C:脚の素材の種類。『C』はカーボン三脚
脚の段数より『一つ少ない数』ロックナットは使われていて、脚の太さは上の段数から1段下がる毎に 3mm~4mm ずつ細くなっていきます。
また、三脚なので脚は『3本』。よって『ある径』のロックナットは3個ずつ必要になります。
たとえば LS-324C 向けに必要な交換用のロックナットは 32mmが3個、28mmが3個、25mmが3個 必要になります。
その他の三脚についてはワイドトレードさんのこちらのページの「ロックナット適合サイズ表はこちら」も参照してみてください。
なお、詳細は下記のワイドトレードさんのHPを参照するのが確実です。
手元に届く交換用ロックナットの内容
1セットあたり、指定した径のロックナット3個&抜け止め部品3個が届きます。
このため、例えば LS-324C 向けならば、
- 32mm径のセットが1セット
- 28mm径のセットが1セット
- 25mm径のセットが1セット
それぞれ径が異なるセットを『3種類』準備する必要があります。

なお、ロックナットは内側の部品全体が指定のカラーリングになっています。
これがなかなかかっこいい。

左:抜け止め部品 右:ロックナット(レッド)
ロックナットの交換手順
ここは、やや”ノウハウ”が必要になる手順です。
ただし、慣れればそれほど難しい作業ではありません。

この手順を覚えておくと、三脚の脚をすべて分解して三脚のメンテナンスする際にも使える手順なので覚えておいて損はないです。
ロックナットを『外す』手順
1)まず初めに先が1cm程度の短めの六角レンチを準備しておきます。
三脚付属の細めの六角レンチがよいです。

2)ロックナットを最後まで緩めて三脚の脚をすべて分解します。

1本の脚をすべて外したところ
3)三脚の脚の抜け止め部品を外します。
抜け止め部品には出っ張りがあり、三脚の脚の左右に開いた穴にハマっています。

抜け止め部品を外した後

抜け止め部品(内側に出っ張りあり)
抜け止め部品上部に開いた穴から六角レンチを差し込み、曲がった先の部分で三脚の脚の内側を押すように探っていくと抜け止め部品が外側に持ち上がります。
この手順で左右交互に持ち上げると部品を外すことができます。


抜け止め部品は薄いプラスティック製なので無理に外すと割れることがあります。
慎重に少しずつ持ち上げるようにしてください。慣れれば力加減も分かるようになります。
4)抜け止め部品が外れたらロックナットが三脚の脚から外れます。

ロックナットを『つける』手順
基本的には外す手順の逆を行えばよいだけです。
1)三脚の脚に径の太さ毎のロックナットを装着する。
2)抜け止め部品を脚につける。
3)三脚の脚を三脚本体にはめていく。

4)三脚の脚をはめたらロックナットを締めて固定する。
全部組み上げて完成です。お疲れ様でした!
まとめ
Leofotoのロックナットの交換手順について、丁寧に説明されている記事がないので今回書いてみました。
六角レンチを使った抜け止め部品を外す手順だけに慣れればそれほど難しいものではないので、三脚のメンテナンスなどの参考にもしてみてください。



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