今回はこんな記事です。
この記事では全長が伸長している三脚でも余裕で収納できるKANIフィルターの新作三脚ケース2種(ロールトップ型・ポシェット型)を徹底レビューします。
はじめに
ビデオ雲台にレベラーを装着すると三脚の長さがかなり伸長するため「純正ケースのファスナーが閉まらない」という問題に直面します。

Leofoto等の付属ケースによっては拡張できるものもありますが、拡張してもあと5cm足りない、、、
そんな「三脚ケース難民」に最適なKANIフィルターの新作ケース2種を徹底レビューします。
私は飛行機撮影を頻繁に行うので、ビデオ雲台+レベラーを使用しています。
それに加えて、石突をGitzoのものに交換しているため、なおさら全長が長くなっています。
このため、同梱のLeofotoの三脚ケースは10cmほど全長が拡張ができますが、拡張を行なっても全く三脚がケースに入らない状態です。

上段:標準添付のLeofotoの三脚ケース(ケース拡張後)/下段:LM-364C(注:石突交換)+YB-75LK(レベラー)+BV-15
このため、サイズが一回りサイズの大きい三脚向けのケースをケースだけで別発注するなど、これまでいろいろ苦労をしてきました。

上段:LM-404C用のLeofotoの三脚ケース(別注)/下段:LM-364C(注:石突交換)+YB-75LK(レベラー)+BV-15
これから紹介する2種類の三脚ケースが対応できる全長が長めで、かつ、対応できる長さの範囲が広いため、このような悩みから解放されます。
KANIフィルターの三脚ケースの詳細仕様
全くコンセプトが異なる2種類の三脚ケースがリリースされていますのでそれぞれ紹介します。
| 特徴 | ロールトップ型 | ポシェット型 |
| 対応全長 | 530~820mm | 650~900mm |
| 最大全周 | 530mm | 420mm |
| 重量 | 350g | 240g |
| 主なメリット | 保護性が高く、クッションになる |
超長尺に対応、小物入れになる
|
| おすすめ | 32mm径前後の標準~大型三脚 |
36mm径以上の大型〜超大型三脚
|
ロールトップ型三脚ケース
最上部が開放され、三脚の全長の応じて上部を丸めるタイプ(ロールトップ)の三脚ケースで、最大82cmの全長の三脚まで対応しています(ちなみに私のモデルはインクブルーです)。

注:私の三脚ケースには別売りのKANIのワッペンをつけています。
色は2026年2月時点で『オンレジ』、『サンド』、『ネイビーブルー』、『インクブルー』、『グリーン』の5色展開です。

ロールトップ方式のため、機材に合わせてジャストサイズでパッキングできるのが最大の利点で、余分な隙間ができないため、移動中の機材の揺れも抑えられます。
全長が柔軟に変更できるので、純正の三脚ケースに入らない場合であっても大多数の三脚は収納できます。
また、長尺のもの・短尺のもの で三脚のケースの使い分けをしていた方にはとても使いやすい三脚ケースです。

①最上部に硬めの「芯」があるので三脚のサイズに合わせて巻き込んで

②バックルで留めます
主な仕様
- 全周: 450~530mm
- 重量 :350g
- ショルダーベルト幅: 80mm
- 収納三脚サイズ:530~820mm
構造はシンプルですが、全体にしっかりした作りです。
本体部分の布はスポンジが内包、肩掛け用のベルトの取り付け位置も3段階で変更可能で、柔軟な運用ができます。

内張りにさり気なくKANIのロゴ、外側にも控えめにKANIのタグだけが付いています。


肩掛けパッドはややカーブしていて体にフィットする形状で、体に接する部分には滑り止めがついています。


肩掛けベルトの長さを調整した際、長さの調整用の部材が肩掛けパッド内を通過できるよう配慮もされています。

金具類はある程度の太さがあり、耐久性は問題が無さそう、一方で、重い部材ではなく、軽い部材が使われていますので、肩掛けベルトが重いと感じることはありません。

この三脚ケースが適する方
- 脚が3段、4段など全長が長めの三脚をご利用の方
- (ケースの幅に余裕があるので)32mm以上径の三脚をご利用の方
- レベラー込みでビデオ雲台をご利用の方
- 石突を長さが長いものに交換されている方
- 複数三脚を持っているが標準同梱外の全長の長い三脚ケースを複数準備したくない方
上記スペックの三脚、雲台をお持ちに方には強く推奨します。
逆に
- トラベル三脚など小型の三脚をご利用の方
- 自由雲台などを利用していて標準同梱の三脚ケースで足りている方
はあえて導入するメリットは少ないように思います。
その他の良いところ
一般に三脚ケースは三脚取り出し後には撮影場所で邪魔になることも多いです。
三脚ケースを畳むことは難しかったり、やや強引に畳んでも場所を取ることも多いのですが、KANIフィルターの三脚ケースは素材が柔らかいので、ある程度、小さく畳みやすくなっています。

三脚を取り出した後は、厚手の生地を活かして『膝つき撮影時のニーパッド』として代用することや『休憩時のクッション』として転用可能です。荷物を減らしたいアウトドア撮影ではこの多機能さが地味に効きます。
ポシェット型の三脚ケース
肩ベルトを中心に、最下部はポシェット型、最上部は三脚に巻き付けるだけ というシンプルな構成です(ちなみに私のモデルはネイビーです)。

注:私のポシェットには別売りのKANIのワッペンをつけています。
色は2026年2月時点で『オレンジ』、『サンド』、『ダークグレー』、『ネイビー』、『グリーン』の5色展開です。

究極の引き算デザインで、脚を剥き出しにすることで、900mmという超長尺や、36mm径を超える極太の三脚でも難なく持ち運べる“自由度”を手に入れています。
構造がシンプルなので相当長尺の三脚まで対応が可能です。

ヘッド側、石突側、どちらを上にするか はお好みで

ヘッド側、石突側、どちらを上にするか はお好みで
主な仕様
- 全周: 420mm(外寸)/ 400mm(内寸)
- 重量 :240g
- ショルダーベルト長さ: 500~900mm
- ショルダーベルト幅: 80mm
- 収納三脚サイズ:650~900mm
外側には控えめにKANIのタグだけが付いています。

肩掛けパッドはややカーブしていて体にフィットする形状で、体に接する部分には滑り止めがついています。


肩掛けベルトの長さを調整した際、長さの調整用の部材が肩掛けパッド内を通過できるよう配慮もされています。

全体的な作りはロールトップ型三脚ケースとほぼ同等ですが、片側は三脚上部に巻き付けるための形状をしています。

金属などが全く使われていないので三脚本体を傷つけることもなく、安心して使えます。
また、ベルトの輪の中に通して固定するだけのシンプルな構造なので、三脚上部の構造(※)などに影響を受けずに取り付けることができます。
※・・レベラーやセンターポールの使用有無に影響を受けにくいです。

金具類はロールトップ型三脚ケースとほぼ同等で、ある程度の太さがあり、耐久性は問題が無さそう、一方で、重い部材ではなく、軽い部材が使われていますので、肩掛けベルトが重いと感じることはありません。

この三脚ケースが適する方
- 脚が3段など全長がかなり長めの三脚をご利用の方
前述のロールトップ型三脚ケースでも収納ができない方 - (ポシェットが40mm径あるので)36mm以上のかなり太い部類の径の三脚をご利用の方
- レベラー込みでビデオ雲台をご利用の方
- 石突を長さが長いものに交換されている方
- 複数三脚を持っているが標準同梱外の全長の長い三脚ケースを複数準備したくない方
上記スペックの三脚、雲台をお持ちに方には強く推奨します。
逆に
- トラベル三脚など小型の三脚をご利用の方
- 自由雲台などを利用していて標準同梱の三脚ケースで足りている方
はあえて導入するメリットは少ないように思います。
その他の良いところ
一般に三脚ケースは三脚取り出し後には撮影場所で邪魔になることも多いですが、この三脚ケースは必要最小限の部材しかないのでベルトとポシェットを分解してしまえばスペースを取らないことと、ポシェット部分は三脚に取り付けて小物入れとして利活用することができます。
なお、ポシェットを三脚に取り付けられるように、カラビナとセットになったモデルもあるので、ご紹介しておきます。

セット品の色は2026年2月時点で『ネイビー』、『グリーン』の2色展開ですが、KANIフィルターさんは柔軟に対応くださるので他色のポシェットをセット品にしたい場合は相談されてもよいと思います。
まとめ
今回は全くコンセプトが異なる、KANIフィルターの2種類の三脚ケースを紹介しました。
いずれも純正の三脚ケースでは収納できない、あるいは収納はできるが満足できない方にとってはよい選択肢になる製品だと思います。



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