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【初心者・中級者向け】飛行機撮影のノウハウと機材を紹介

今回の記事はこんな内容です。

カメラ初心者・中級者向けに1ランクアップする飛行機撮影時のノウハウや注意点を説明しています。
また、飛行機撮影時に使用すると望ましい機材や、私が飛行機撮影時に使用している機材の紹介もします。

花火撮影向け機材紹介と同様に今回も作例を交えながら説明をしますね。

必要な機材の基本

空港などで撮影する場合は飛行機との距離が近いのもあり、機材も特殊なものは必要ありません。また、日中帯の撮影ならば明るいのでカメラの性能勝負にもなりません。
カメラにおまかせしてオートモードで撮影してもそれなりの写真が撮れると思います。

ただしある程度飛行機と距離がある場合は望遠レンズは必要になります。
また、特に空港では離発着する飛行機は動きが早いので、AF(オートフォーカス)性能が高く、連写の効くカメラの方が撮影はしやすいです。
最低でも秒間8コマ撮影できるくらいの連写ができるカメラだと望ましいですね。

ちょっとしたテクニック

昼間の飛行機撮影

昼間は明るく条件がよいので、決めた構図内にいかに飛行機を収めるか がポイントになります。

飛行機の動きに合わせて連写し続けカメラを振り回している姿をよく見かけますが、うまく撮れない場合は「これ」と決めた構図で待ち、飛行機が構図内に入って来るのを横目で見つつ、連写して構図内に収める という撮り方もあります。

この撮り方は何らかの構造物と絡めたい、あるいは空港のデッキによくあるワイヤーを避けて撮りたいなど、いろいろ制限がある中で構図を追い込みたい場合に有効です。

構造物と絡めることで飛行機を絡めた情景写真として一段レベルアップした写真になります。

スカイツリーとLHのA350(新塗装)

羽田空港なら、例えばスカイツリーと絡めた構図にしたい などの時は有効なテクニックです。羽田空港の場合、ワイヤーがあったり、滑走路内の照明が邪魔になったり とスカイツリーまで景色の抜けがよい場所が限られますので。

なお、この撮り方は構図をあらかじめ決め、そのまま構図を維持することになるので三脚があった方が楽です。

流し撮りをする

流し撮りでの撮影は下記がポイントです。

  • SS(シャッタースピード)を少し遅めに
  • 飛行機の動きにカメラを合わせて体を回転させつつシャッターを切る
  • 飛行機の動きに合わせて追いかけつつ、ファイダー内での飛行機は同じようなポジションに据えつつ撮影
ファインダー内で飛行機を同じ様なポジションに維持するのが難しくてできない場合、ファインダー内に「格子」などを出す設定にし、飛行機のロゴとか窓とか、目印となる場所を「格子」の交わるところ などに合わせながらカメラを振ると飛行機の画像が安定してきます。飛行機の全体を見ず、目印だけに集中してカメラを振るのがポイントです。

このような撮影をすることで、飛行機自体はあたかも止まっているように見えるが背景が流れる という撮影方法です。
SSを1/30程度より遅く(数字の「30」の部分を小さく)し、飛行機に合わせてカメラを動かしつつシャッターを切ると背景が流れ始めます。

なお、撮影モードはシャッタースピード優先モード(Sモード)が使いやすいです。SSを設定すると、その他の設定はカメラが自動で調整してくれますので。

ハロタンの流し撮り

さらにSSを遅くし、1/10くらいになるとかなり背景が流れますが、飛行機の画像のブレが大きくなるので、自分の技量にあわせてちょうどいいポイントを探ってください。また、背景が流れすぎるのも人によってはうるさく感じるのでこのあたりは好みもあります。

通常は自分の体を飛行機に合わせて水平に回転させつつ撮影しますが、これがなかなか難しいです(水平に回転させられないと背景が横に一直線に流れず、波打ってウネウネしてしまったりする)。これについては三脚を使うことで水平回転の動きを安定させることが出来ます。
なお、流し撮りの場合、三脚を利用していても手ブレ補正はONがよいです。

ただし、三脚利用時の注意点があります。一般に飛行機の撮影場所は例えば空港のデッキなど、滑走路の飛行機よりも高い位置からの撮影になります。
このため、三脚を使った横方向の回転は正確には水平に回転していません。

カメラの被写体に向かっている角度(光軸)が若干下を向いているので、(少し極端に書くと)この写真の赤線の様に三脚で横方向に回転させると下向きの円弧を描く軌道となります。このため、三脚を利用した撮影はカメラの軌道がやや下向き円弧になることを意識して撮影する必要があります。

着陸直後から機影を水平に追いかけているつもりでも手前に来るにつれてどんどん撮影しているポイントが下を向いていきますので注意です。三脚を使って流し撮りをする際は自分の真正面での撮影がベストポジションになるような構図にするのがコツです。

ジンタくん

夜の飛行機撮影

夜の飛行機撮影はいろいろな被写体の中で一番の撮影難易度だと思います。

  • 暗い中で、動くものを撮る。
  • 固定された物体と違ってその動きや出現する場所が毎回微妙に違う

これらが難しさの主要因でしょうか。

夜の動体撮影は正直言って性能が高いカメラ、明るいレンズが望ましい など機材勝負のところはありますが、ちょっとしたテクニックを使うと現行の機材でもある程度戦えますよ!

置きピンを使う

フォーカス位置を事前にAF(オートフォーカス)をなどである程度決めておいて、以降、MF(マニュアルフォーカス)モードに切り替え、あらかじめ決めたフォーカス位置で撮影を行うテクニックです。暗い中での飛行機撮影はカメラのAF性能に左右される場合が大きいですが、フォーカスを事前に決めておいて、あとは狙ったポイントで連写するだけならAF性能に左右されずに撮影ができます。

  1. 空港の誘導灯など、飛行機が通過するポイント近傍の明るい被写体でAFを使い、フォーカスを事前に合わせておく。
  2. AFでフォーカスがあったらMFに切り替えし、そのフォーカス位置を保持。
  3. 被写体の飛行機が狙ったポイントを通過する際はフォーカス合わせ(変更)はせず、連写。

AFの迷いやフォーカス合わせのタイムラグがなくなるので、性能がそれほど高くないカメラでもある程度飛行機の動きに追従できます。

ISO感度は思い切ってあげる

ノイズを気にしてISO感度を低めにしているとSS(シャッタースピード)が稼げず、機体がブレブレの写真になりがちです。ここは割り切って、ISO感度を思い切りあげて撮るようにしたほうが撮れ高が高いです。多少のノイズは編集ソフトで丸めましょう。

三脚を利用する

先述したように構図を事前に決めておく という目的もありますが、夜の場合は下記の2点で三脚が活躍します。

①三脚を使って飛行機を長秒露光で撮影する
三脚を使えば暗闇の中の機体であってもSSをある程度遅い速度にできるため、赤色のアンチコリジョンライト(アンコリ)の灯り程度でこのような写真を撮ることができます。

イケメン(B787)のアンコリ

②三脚を使って流し撮りをする
主な留意点は昼間の撮影時の流し撮りと同様ですが、夜間は昼間に比べてAFの追従が厳しくなります。特に着陸直後からこちらに近づいてくる際、あるいは離陸して飛び立つ際は撮影場所との距離が短時間に大きく変化しますので、AFの追従がさらに厳しくなります。

このため、被写体である飛行機との距離が最も変化の少ない自身の正面での撮影が最もフォーカスが合いやすいポイントです。

また、夜間はAFの追従が厳しくなるので、ここに置きピンを組み合わせて撮影するテクニックもあります。

真正面の撮影ポイントの飛行機が通過する近傍の誘導灯などでフォーカスを合わせておき、飛行機の接近に合わせて機材を回転させ、正面で仕留める、、、こんな感じです。

雨の日などは誘導灯が滑走路面に反射して最高の流し撮りを撮ることができます。

雨の日の流し撮り

私の機材紹介

150mm~600mmのレンズを載せるため、32mm径、四段の三脚を使用しています。
大口径の明るい単焦点レンズを使うなどするならかなり重いので、少し厳しい三脚の脚の径だとは思いますが、自分はそのようなレンズは使わないので32mm径です。
150mm~600mmであれば三脚としては十分な太さと思っています。

空港での飛行機撮影はカメラを振り回す向きが概ね決まっています。上下方向の動きはそれほど大きくなく、滑走路にそって、水平方向への早い動きが多いです。

このような動きに追従するため雲台はビデオ雲台を使用しています。ビデオ雲台は本来は動画用の雲台ですが、上下方向、水平方向を区別して方向を制御できるので、特に空港近傍の飛行機撮影に対してビデオ雲台は最適です。

ビデオ雲台の動作

なお、ビデオ雲台は構造上、単独で水平出しを出来ません(上下方向と水平方向の回転しかできないので、斜め方向の補正ができない)。このため、私は雲台下部にレベリングベース(レベリング雲台)と呼ばれる水平出しを行うことができる機材を入れて多少足場の悪いところでも水平に機材を使えるようにしています。

ただし、空港のデッキなど、ある程度水平が確保されている足場での撮影が多いのであればレベリング雲台は必須ではありません。

レベリングベースの紹介

引用:Leofoto レベリングベース LB-66商品紹介ページより

レベリング雲台の設置場所

レベリング雲台の機能紹介

■飛行機撮影時の機材構成:例
飛行機撮影時の機材構成:例
①三脚:Leofoto LP-324C(青組さんは三脚も青色です!(笑)
②雲台用クイックリリース:SmallRig 2406
→廃盤になってました、、、
③レベリング雲台:Leofoto LB-66
④雲台:Leofoto BV-10
⑤レンズサポーター:Velbon SPT-1
⑥L字プレート:RRS D500用
⑦カメラ+レンズ:Nikon D500+SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

なお、Leofotoのビデオ雲台、BV10の上位機材、BV15のレビューはこちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

機材は凝りだすとないですが、今お持ちの機材でも条件を整えてあげれば本来の力を発揮してくれます。
せっかく手元においたのですからできるだけ長く付き合ってあげたいですね。

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