だいぶ暑さも和らぎ、星空撮影によい季節となってきました。
今回は星空撮影の超基本的なテクニックを紹介します。
まず、、
星空撮影の際は「マニュアルモードでの撮影」と「置きピン」ができるのが望ましいです。
まずは下記の記事を読んでから以降の内容を読み進めてくださいね。
【超初心者向け】マニュアルモードにチャレンジしたい
明るいところでの撮影はカメラ任せでもそこそこの写真が撮れますが、夕方以降、暗くなった場面において、特に動くものを撮りたい場合はマニュアルモードでの撮影が避けて通れません。そこで、今回は超初心者向けに各設定の考え方を極力簡単に説明します。
【超初心者向け】置きピン って何? ~置きピンを使った撮影方法の紹介~
オートフォーカス(AF)に頼らず、あるところにピント合わせした状態を保持したまま撮影することを「置きピン」と言います。いろんな場面で使うテクニックなので是非参考にしてください。
必要な機材
星空を撮影をするためにはシャッタースピードを30秒前後にした撮影になります。
カメラを適当な「台」に置くことができれば別ですが、基本は三脚は必須です。
簡易なものでもよいので三脚は準備しましょう。
撮影のポイント
三脚にカメラを固定する場合、手ブレ補正を必ずOFFにするのを忘れないようにしてください。
三脚固定したカメラで手ブレ補正をONにしたままだと変な補正が働き、長時間シャッターを開けるような撮影の場合はかえって像がぶれます。
撮影の仕方
- 撮影前にピントを置きピンで合わせておく
可能ならば暗くなる前に出来るだけ遠い対象物にAFでピント合わせて置きピンしておきます。
そのままピントが保持できればよいですが、明るい時間からだと待ち時間も長いので、撮影直前にピントを合わせる場合は出来るだけ遠くの明るい街灯等にAFでピント合わせをしましょう。 - 可能ならばさらにピントを微調整ができると望ましい
ライブビュー(LV)などで、星を大きく拡大し、ピントリングを調整して、星が一番小さく見える位置(ピントが合っている位置)にできるようなら調整してみてください。 - シャッタースピードは30秒程度まで
シャッタースピードはある程度長いほうが星の光をより取り込めますが、長すぎると星が動いてしまい、星が線上の光跡になってしまいます。長くとも30秒までにとどめてください。 - F値は一番明るく
F値はレンズによって設定できる範囲が変わります。お使いの機材で設定できる一番明るい値(一番小さい値)にしてください。
Kei
シャッタースピード、F値は固定し、ISO感度だけを調整して撮影するのが、最初はよいと思います。
まとめ
まずは超初心者向けとしてまとめました。
他の撮影対象と比べ、星空の撮影はテクニックというよりは機材勝負の様相が強いです。
よく見るような素晴らしい星空の写真を撮るためには 明るいレンズ、高感度に強いカメラ、安定感のある雲台・三脚を準備することが必要です。
また、さらに突き詰めていくと長時間シャッターを開けても星が流れないように地軸の回転をあわせてカメラを回転させてくれる赤道儀なども準備が必要です。
・・・というように機材に凝りだすとキリがないですが、山中や光害が少ないところでは手頃に撮影を楽しむことが出来ます。
これからの季節、気軽に星景写真撮影を楽しんでみましょう。
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