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『ATOLL』に関するNikonユーザ向けの注意事項まとめ

二層式回転リング『ATOLL』。
この製品に関する利用上の注意事項を調べた所、Amazonの商品紹介ページ、製品製造元であるSilence CornerのHPでの注意事項が(ほぼ類似の内容も多いですが)膨大に有ることが分かりました。

個人的な備忘録に近いですが、皆さんのお役に立てばと思い、記事にします。

注意事項まとめ

2023年1月4日現在の『ATOLL』に関するNikon向け(私保有のNikon Z6Ⅱを中心)の注意事項をまとめました。

なお、『ATOLL』の販売元のSilence CornerのHPの和訳は公式なものでなく、私の勝手な解釈で書いています。あくまで参考としてご覧ください。

Amazonの商品紹介での説明

『ATOLL』に関する商品紹介ページより以降、抜粋しています。

推奨構成

Z5/Z6/Z6II/Z7/Z7II向けには『ATOLL D』+『ベースプレート」を推奨と記載。

引用:Amazonの商品紹介ページより

 

アダプターリングに関するQ&Aから抜粋

Q:アダプターリングを使っている場合、ATOLLを装着することは可能ですか?
A:対応可能の組み合わせ一覧:
ATOLL C:Nikon Zマウント+FTZ , FTZⅡ
※FTZを使っている場合は、ATOLLをカメラではなく、FTZに装着してください。
※FTZを使っている場合は、ATOLLをレンズの真ん中に揃えることができませんので、NIKON以外のレンズに対応していない可能性がございます。

引用:Amazonの商品紹介ページより

Kei
Kei

FTZを使っている場合は『ATOLL』をFTZにつけろと言いつつ、FTZを使った場合、『ATOLL』はレンズの真ん中に揃えられない。となると、そもそもFTZの場合は『ATOLL』を使う意味があるのかな、、、

注意事項から抜粋

・フラッグシップカメラ、高さが低いカメラ、バッテリーグリップを付けたカメラにはATOLLを装着することができません。
・カメラ上部のファインダーカバー部分が突き出ているカメラは(Nikon D600/D750など)この部分はATOLLがぶつかってしまうため、180°回転させることができず、回転が135°となります。
・レンズの左側にA/Mの切り替えスイッチがある場合はATOLLにスイッチを覆われる可能性がございます。ATOLLの前後の位置を調整しご使用いただくことを推奨いたします。
・レンズロック解除ボタンが90度にあるカメラ(Canon / Nikonなど)はレンズロック解除ボタンがATOLLに覆われるため、90度で使用する際レンズを交換することができません。

引用:Amazonの商品紹介ページより

Kei
Kei

最後の注意事項は回転リングと本体の間にある程度隙間があればなんとか外せるとは思います。そもそも90度傾けたままレンズ交換しなければいいだけの話。

Silence CornerのHPでのNikonユーザ向け説明

こちらのHPを参照して引用しました。

ATOLL compatible list
Last update date June 7th, 2023 Compatible List For ATOLL X Lenses with a diameter larger than 90mm can not be installed...

結構、細々注意事項が書いてあります。
ただしカメラメーカー毎に注意事項がまとまっているので読みやすいです。

以降、原文の英文を私の勝手な解釈で補足しつつ和訳しています。
公式に公開されているものではないので、あくまで参考として御覧ください。

Nikon製品との互換性

  • ATOLL C/Dの内径は75mmで、75mm以上のレンズは装着できません。
  • ニコン Z マウントの推奨最大マウントのレンズはニコン 24-70mm f/2.8S です。
  • FTZを使用する場合、ATOLLはカメラではなくFTZに取り付けてください。
  • FTZII を使用する場合、ATOLLはカメラに取り付けてください。
  • ニコンFマウントの推奨最大マウントのレンズはニコン 24-70mm f/2.8E です (ただしD750のみ、135 度までしか回転できません)。
  • Z5/Z6/Z6II/Z7/Z7II に対してATOLL Cを使用する場合、高さ調整のベースプレートの使用を「推奨」、Z5/Z6/Z6II/Z7/Z7II に対してATOLL Dを使用する場合、高さ調整のベースプレートは「必須」。

引用:Silence Corner HPより

 

ATOLL Cについて(note N1)

1.ATOLL Dに比べ、ATOLL Cは小型・軽量であるというメリットがありますが、レンズ上のファンクションボタンの操作スペースが小さくなるデメリットがあります。 その他の注意事項については「ニコン Z シリーズへの取り付けガイド(後述)」を参照してください。

2.ATOLL CをNikon Z シリーズのレンズの中心に位置合わせする方法は2つあります。
2-1.ベースプレートで高さを調整します(推奨)
2-2.この動画のようにATOLLを分解して回転リングの位置を調整します(内部にグリスが入っていますのでご注意ください)https://youtu.be/mktHdhu2xss

3.ATOLL Cのみだとレンズ中心に合わせきれませんが、Nikon Z 14-24 f/2.8 あるいは 24-70 f/2.8などZシリーズのほとんどのレンズに装着可能です。

4.FTZ IIと互換性があります。

5.ATOLLはFTZを使用した場合、レンズの中心に完全に合わせることができず、ニコン以外のレンズは取り付けられない場合があります。

ATOLL Dについて(note N2)

1.ATOLL Cに比べ、ATOLL Dはサイズと重量が大きくなるというデメリットがありますが、レンズのファンクションボタンの操作スペースが大きくなるという利点があります。 その他の注意事項については「ニコン Z シリーズへの取り付けガイド(後述)」を参照してください。

2.ATOLL Dはレンズの中心に完全に合わせることができ、ニコン Z 14-24 f/2.8 & 24-70 f/2.8 などのほとんどの Z シリーズレンズを取り付けることができます。

3.FTZ IIと互換性があります。

4.ATOLLを使用した場合、レンズの中心に完全に合わせることができず、ニコン以外のレンズは取り付けられない場合があります。

ATOLL Cについて(note N3)

1.ATOLL はレンズの中心に完全に合わせることができませんが、ニコン Z 14-24 f/2.8 & 24-70 f/2.8 のようなZシリーズのレンズのほとんどに取り付けることができます。

2.FTZ IIと互換性があります。

3.ATOLLはFTZを使用した場合、レンズの中心に完全に合わせることができず、ニコン以外のレンズは取り付けられない場合があります。

ATOLL Dについて(note N4)

ニコンのデジタル一眼レフではATOLL を取り付けるとF/2.8の大三元レンズまたは大口径のレンズを使用できなくなります。

1.F/2.8の大三元レンズ、または大きな直径のレンズを取り付ける場合、ATOLLをカメラのマウント部の近くに配置する必要があります。

2.D750 または D800 シリーズを除き、他のすべてのデジタル一眼レフの内蔵フラッシュはATOLLがカメラのマウント側に設置する際、干渉します。

3.ATOLL はカメラマウントの近くに配置した場合、135 度までしか回転できません。

4.D300/D500/D800シリーズとD700はレンズの中心に完全に合わせることができず、F/2.8の大三元レンズとすれて傷をつける可能性があります。

引用:Silence Corner HPより

 

ニコン Z シリーズへの取り付けガイド

ニコンのZシリーズのカメラは高さが足りないので、ATOLL Cを取り付けると、レンズの中心と完全に一致しない場合があります(ただし、ほとんどのZシリーズのレンズは取り付け可能です)。

ATOLL CをNikon Zシリーズでレンズの中心に位置合わせする方法は2つあります。

1.高さ調節用にベースプレートをつける

2.ここの動画のようにATOLLを分解して回転リングの位置を調整します(内部にグリスが入っています。注意してください) https://youtu.be/mktHdhu2xss

ATOLLの分解前と分解後の違いが出ます。回転リングの位置調整ネジはリングの下まで入れることができます。分解後、ATOLL はレンズの中心に合わせることができます。なお、この設定の場合、PD キャプチャーV3には装着できませんがManta Mount(Silence Cornerのキャプチャー相当の製品)には装着可能です。

引用:Silence Corner HPより

 

別の対策

ZシリーズにATOLL Cを装着すると、ファンクションキーが隠れる場合があります。
頻繁にファンクションキーを使う場合は、ベースプレート(ロングタイプ)または ATOLL D を選択することをお勧めします。

これにより、ATOLLの回転リングをカメラ本体から遠ざけることができ、ファンクションキーにアクセスしやすくなります。

注 1
ATOLL D を選択した場合、ATOLL Dの回転リングがカメラ本体から離れているため、ATOLL をカメラの中心に合わせるために高さ調整のベースプレートを必ず追加してください。 レンズの中心がずれているとレンズと干渉し、取り付けできません。

注 2
ATOLL CとATOLL Dの本体は同じものです。 違いはプレートの長さです。
ATOLL C のプレートをプレート(ロングタイプ)に交換すると、ATOLL D になります。

<イチオシの組み合わせ>
ATOLL C + ベースプレート + プレート(ロングタイプ) の組み合わせで揃えること。
これにより、ATOLL CとATOLL Dを柔軟に切り替えることができます。

<さらには>
レンズの中心合わせをあまり気にしないのであれば、ファンクションボタンへのアクセスを容易にするにはATOLL Cを選択してください。

引用:Silence Corner HPより

Kei
Kei

最後は明らかな誤記ですね。正しくは『ATOLL D』を選択してください だと思います。

現在、『ATOLL』は主要な通販サイトではAmazonのみで取り扱いがあります。

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