※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【ノウハウ】花火撮影にBlackMist系フィルターを使ってみた

今回はこんな記事です。

BlackMist系フィルターは一般に夜景撮影などに使われますが、今回は花火撮影にBlackMist系フィルターを使用してみました。
また、類似効果の得られるWhiteMist系フィルターと効果の比較も行いました。

はじめに

お気に入りのフィルターを一つ挙げるとすれば と聞かれたら、即 BlackMist系フィルターを挙げるくらい、私はこのフィルターをとても気に入っています。

そんなこともあり、これまでBlackMist系フィルターを使って、いくつか記事を書いてきました。

Kei
Kei

KANIフィルターでは商標の関係?でBlackMist効果のあるフィルターをCDF(シネマディフュージョン)と呼んでいますが、効果は同等です。

使用した機材構成

フィルターの重ね付けやフィルター交換を簡単にするため、複数フィルターを重ね付けをする際、私は角型フィルターを使用しています。

角型フィルターってなに?って方はこちらの記事も参考にしてください。

角型フィルターホルダー

今回、縦構図、横構図を同時に撮影するため、カメラは2台構成で撮影しました。
2台のカメラにそれぞれH&Yの角型フィルターホルダーを装着して撮影しました。

■H&YフィルターホルダーKit へのリンク

H&Y Filters Japanさんより特別なクーポンコードを発行頂きました。
・直販サイトでのみ使用可能
・K2aY と入力で5% off
・2万円以上から使用可能
直販サイトのみでアウトレット品も扱っていますが、そちらにもコードが使えるとのこと。アウトレット価格がさらに割引になるので二度お得です。
■H&Y Filter TOPページへのリンク
■H&Y Filter アウトレット品のページへのリンク

なお、今回の撮影で使用した全体の機材構成の詳細はこちらもご参照ください。

NDフィルター

H&YのND8フィルターを使用しました。

■H&Y ND8フィルターへのリンク

BlackMist系フィルター

KANIフィルターのCDF(シネマディフュージョン)で効果が中程度のものを使用しました。

WhiteMist系フィルター

KANIフィルターの『White Premium Mist』の効果が中程度のフィルターを使用しました。

ピュアフィルター

今回は4年ぶりに開催された隅田川の花火大会で作例を撮ったのですが、幸い、打ち上げ場所そばの会場で観覧できることになりました。
ただし、この場所はかなり花火から近いこともあり、(紙ですが)花火の破片が飛んできます。

前回開催時は台風一過直後だったこともありさらに風が強く、小さな火の粉がしばしば飛んでくることがありました。

花火撮影後に確認したところ(おそらくこの火の粉の影響だと思いますが)円形のNDフィルターの加工面が一部影響をうけていました。

Kei
Kei

カメラでは撮影できず、状況をうまくお伝えできないのですが、フィルター表面に0.5mmほどの小さな点々が4~5個程度できており、クリーナーやクロスで拭いても取れません。おそらく火の粉の影響だと考えています。

撮影には使えそうなレベルですが、この火の粉でお高い角型フィルターの加工が影響を受けることが懸念されたので、無加工のガラスのフィルター(ピュアフィルター)を最前面につけて対応しました。

KANI仕様⇒H&Y仕様への角型フィルターの加工

先述したような無加工の角型フィルターはKANIフィルターからしか販売されていなかったので、フィルター本体はKANIのものを使用し、H&Yのマグネットフレームを別途取り付けてH&Yの角型フィルター用ホルダーで使用できるように加工しています。

その他の角型フィルターについても両メーカーの製品ラインナップを比較して適宜使いやすい方の角型フィルターを使っています。

Kei
Kei

品揃えはKANIさんのほうがかなり多いですね。
細々ユーザの要望に対応して種類が増えるので営業効率が悪いと社長の伊藤さんがどこかでぼやいているのを見た記憶も、、、

■H&Y マグネティックフィルターフレームへのリンク

作例紹介

  • 以降、2台の別のカメラでほぼ同じタイミングで撮影した花火でフィルターの効果を比較しています。
  • 極力画角は合わせましたが、違うカメラで撮ったものなので多少の構図のズレはご容赦ください。
  • 双方のカメラの設定(ISO、WB、F値他)は同一、SSもほぼ同等です。
  • 以降の作例は基本的にJPEG撮って出しです。このため、当日たくさん飛び交っていた遊覧飛行のヘリの光跡(赤・白色の横方向の点線)が写真内に残っていますが、あえて補正等はしていません。

NDフィルターのみ

NDフィルターなしの作例があればよかったのですが、撮り損ないました。
ごめんなさい。

あくまで感覚的なものですが、NDフィルターを使用しない場合と比較して、光跡にキレが出ているように感じます。

花火の写真(ND8フィルターのみ)

ND8フィルターのみ

一部を拡大

花火の写真の一部を拡大

NDフィルター と ND+BlackMist系フィルター比較

BlackMist系フィルター(今回はKANIのCDFを使用)を使用すると全体にふんわりとして花火にボリュームが出ます。

花火の写真(ND8のみ)

ND8のみ

花火の写真(ND8+BlackMist系フィルター)

ND8+BlackMist系フィルター

花火の写真(ND8のみ)

ND8のみ

花火の写真(ND8+BlackMist系フィルター)

ND8+BlackMist系フィルター

ND+WhiteMist系フィルター と ND+BlackMist系フィルター比較

WhiteMist系フィルター(今回はKANIのWhite Premium Mistを使用)、BlackMist系フィルター(今回はKANIのCDFを使用)ともに効果の「強さ」の選択次第なところもあると思いますが、WhiteMist系フィルターのほうが効果はやや弱い印象。

花火の写真(ND8+WhiteMist系フィルター)

ND8+WhiteMist系フィルター

花火の写真(ND8+BlackMist系フィルター)

ND8+BlackMist系フィルター

加えて(KANIフィルターの公式サイトでも言及されていますが)WhiteMist系フィルターではややゴーストが認められます
逆に、BlackMist系フィルターではゴーストは発生していません。

花火の写真拡大(ND8+WhiteMist系フィルター)

ND8+WhiteMist系フィルター

花火の写真拡大(ND8+BlackMist系フィルター)

ND8+BlackMist系フィルター

 

※WhiteMist系フィルターでは月の右下にわずかにゴーストが認められる。

終わりに

シャープでキレキレの花火写真もよいですが、BlackMist系フィルターで少しふんわりさせるのもなかなかよいかな と思います。

以前に別の記事でも書きましたが、フィルターの組み合わせを考えるのは化学反応の実験をしているようでとても楽しいですね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました