このような構成で通常の円形フィルターをH&Yの角型フィルター用ホルダーで利用可能にします。
今回の記事では
- すでに角型フィルター用ホルダーを保有しているが、過去に購入した円形フィルターを再利用したい
- まだ角型ではリリースされていない特殊な円形フィルターを角型フィルター用ホルダーで利用したい
- 円形フィルターを使用したいが、円形フィルターは取り付け、取り外しが煩雑なので角型フィルターの仕組みで利用したい
- 同じ効果のあるフィルターを円形フィルターとしても角型フィルターとしても利用したい。
などなどのニーズに応える構成を紹介します。
なお、H&Yの角型フィルター用ホルダーに興味がある方はこちらの記事も参考にしてみてください。
今回の構成の注意点
はじめに今回の構成の注意点を書いておきます。
円形フィルターをそのまま使う場合と比べ、角型フィルター用ホルダーを介して装着することになるのでどうしても「ケラレ」は出やすくなります。
構成の詳細な説明
私はH&Yの角型フィルター用ホルダーを利用しており、円形フィルターを使用するために下記でシステムを組みました。
- KANIフィルターのフレームアダプターを使用して円形フィルターを角型フィルター化
- H&Yのマグネティックフィルターフレーム(100mm✗100mm)のマグネット部分だけを使って「1.」をマグネットシステム化
- H&Yの角型フィルター用ホルダーに装着
利用シーン
ケラレが懸念されるので、頻繁にはこの構成を利用していませんが、例えば最近ケンコー・トキナーからリリースされた星空撮影時に星にピントが合わせやすくなる特殊フィルター「ナイトフォーカス」を角型フィルターとして使用する際などでは今回の構成を利用しています。
このフィルターは星へのピント合わせだけが目的で、常時装着するものではないので、ケラレなどはあまり気になりませんので、、
Kenko ナイトフォーカスは”星にピントを合わせるためのフィルター型フォーカシングツール”です。
星景写真を撮る際に、正確に星にピントを合わせることは難しく、手間が掛かります。
ナイトフォーカスはそれを簡単に、そしてよりシャープなピントを確実にしたいとの思いから開発されました。
通常のねじ込み式フィルターのようにレンズの前面に装着して使用します。(ピント合わせのみに使用。)
ガラス表面に施したパターンによって、明るい星から3本の光条を発生させ、3本の光条の交点が重なるようにピントを調節することで、星に正確にピントを合わせることができます。KenkoTokinaのHP 商品紹介から引用
今回の構成を使うと、角型フィルターを使用した星空撮影時、
- 「ナイトフォーカス」を円形フィルターとして取り付けて、星にピントを合わせた後
- 「ナイトフォーカス」を外して、今度は角型フィルター用ホルダーを取り付けてようやく撮影開始
なんて、煩雑なことをせずともすみます。
私の星空撮影用の構成
星空撮影は下記のフィルター構成を基本としています。ご参考まで です。
- 角型フィルター用ホルダーはH&Y
- LPRF(光害カットフィルター)はH&Yのドロップイン型を利用
- KANIのパーシャルソフトフォーカスフィルターにH&Yのマグネティックフィルターフレームを装着して利用
- 場合によってはH&Yのマグネティックフィルターフレームを取り付けたKANIのシネマディフュージョン、KANIのスターエフェクト(ショート)をさらに重ね付け
・直販サイトでのみ使用可能
・K2aY と入力で5% off
・2万円以上から使用可能
直販サイトのみでアウトレット品も扱っていますが、そちらにもコードが使えるとのこと。アウトレット価格がさらに割引になるので二度お得です。
■H&Y Filter TOPページへのリンク
■H&Y Filter アウトレット品のページへのリンク
まとめ
需要があるのか気になるところですが、今回も?なかなかマニアックな記事になりました。
この問題で悩んでおられた『どなたか』のお役に立っていれば幸いです。
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