今回はこんな記事です。
ずっと気になって仕方なかったH&Yの角型フィルター用ホルダーを購入し、本格的に使用してみての使用感などをまとめてみました。
一言でまとめると、、、想像していた以上にとても使いやすい!!
そもそも、角型フィルターってなに?な方はこちらの記事を参考にしてください。
なお、H&Yではホルダーの各種機構がさらにマグネット化されたフィルターホルダー(H&Y REVORING SWIFTシステム)が2022年11月に新発売されています。
このシステムは以下の記事でレビューしているので、興味のある方は合わせて御覧ください。
H&Yの角型フィルター用ホルダーの紹介
多くのメーカーの角型フィルター用ホルダーは、ホルダーに組み込まれた複数枚のスロット(溝)に対して角型フィルターを差し込む方式を採用しています。
H&Yのシステムは一線を画しており、角型フィルターにマグネット式のフレームを装着し、磁力でホルダーと脱着する方式を使っています。
マグネットシステムは、H&Yが特許を持つ、マグネットでフィルターの着脱ができる画期的なシステムです
引用:H&YのHP
KANIのホルダーの場合
ホルダーにスリット(溝)があり、そこに角型フィルターを差し込んで使用します。
H&Yのホルダーの場合
なお、スロット式のKANI、マグネット式のH&Yのそれぞれのホルダーの比較はこちらの記事も参考にしてみてください。
大事な連絡・・・
最初に正直に告白しますが、、、、私は「角型フィルター自体」はKANIのものを使っています。最初にKANIの角型フィルターセットを一式を導入したので、それをそのまま転用しているのです。
(角型フィルターフィルターは1枚あたり、お値段が結構するので、とても買い直しが出来ませんので、、、)
H&Yはそのようなユーザ向けにH&Yの角型フィルター用ホルダーでも他社の角型フィルターが使えるマグネティックフレームを用意しています。
100x150mmで厚みが2mmのフィルターであれば取り付けが可能。
例)Nisi, Lee, Formatt-Hitech, Kani引用:H&Yの100mm✗150mm向けの説明
私は現在は100mm✕100mm、100mm✕150mmのKANIの角型フィルターにH&Yのマグネティックフレームを付けて運用しています。問題なく使えています。
H&Yの角型フィルター用ホルダーのいいところ
スロットに差し込むタイプは
- 下手するとスロットの溝の左右が同じ位置に入らず、斜めに入ることがあるため、角型フィルターを差し込む際、スロットの溝の位置合わせのため角型フィルター用ホルダーの正面に回って位置確認をする必要がある。
- 狭いスロットの溝と角型フィルターの摩擦力で角型フィルターを固定しているため、角型フィルターを差し込む際、あるいは、ハーフNDフィルターの明暗の位置変更の際、ある程度、強い力で上げ下げする必要がある。
これに対し、H&Yの角型フィルター用ホルダーは
- マグネット式なのできちんとついたのかが取り付けた感触で明確にわかる。
- マグネット式なのでカメラの正面に回らず、背面からでも角型フィルターの脱着ができる。
- ホルダーに磁力で貼り付いているのでハーフNDの位置合わせが軽い力でできる。
という方式の違いがあります。
この方式の違いによるH&Yの角型フィルター用ホルダーのメリットですが、下記が挙げられます。
- 角型フィルターの脱着、ハーフNDフィルターの位置変更が簡単にできるため、三脚に固定せずに移動しながらの手持ち撮影時、あるいは、三脚使用が禁止されているような撮影場所での撮影時はとても便利。
例えば腰のベルトに角型フィルターケースを付けておけば、手持ち撮影でも”片手で”「角型フィルターの交換」「ハーフNDの位置変更」などが簡単に出来ます。
→先日、大きな公園内を移動しながらの撮影時はこの装備がとても重宝しました。 - 三脚固定での撮影時、角型フィルターの脱着、あるいはハーフNDフィルターの位置変更の際、カメラの正面に回るなどをしないでよいので、足場の悪いところでは多くの移動をしないで済む。
- 角型フィルターの脱着、ハーフNDフィルターの位置変更の際、強い力をかけなくともよいので、三脚利用時、フィルターを押し込むことでのカメラの固定位置のズレなどの構図の変化を最小限にすることができる。
- 角型フィルターにフレームが付いており、角型フィルター扱う際、フィルター表面に直接触らずに済むので手の汚れがつきにくい。
- 角型フィルターにフレームが付いているため、手袋をしてフィルターを扱う場合もツルッと滑って落とすリスクが少ない。また、角型フィルターケースからの取り出し時もフレームを持てばよいので取り出しやすい。
→ガラスの角型フィルターは表面のコーティングがしっかりしている分、特に手袋などをしていると結構滑ります。
また、ここでは詳細述べていませんが、H&Yの角型フィルター用ホルダーはC-PLフィルターなどをネジなどは使わず、ホルダーにドロップイン(挿入)できるため、C-PLフィルターの切り替えを簡単に行うことが出来ます。
ドロップインの仕組みは下記の記事で詳細を記載しています。
H&Yの角型フィルター用ホルダー利用上の留意点
マグネット式で装着するので、後ろから強い力で押すと外れるリスクはあります。
ただし、吸着する力はかなり強く、脱着する際も正面に引っ張る場合は結構な力が必要で、簡単に外れるリスクはありません。
私は角型フィルターを外す際は上下にスライドさせて抜き取っています。
もし心配ならば(最初の一枚目だけですが)固定をすることも出来ます。
ある程度使ってみた結果、角型フィルターが簡単に落ちそうもないので、私はほぼ角型フィルターを固定はしないで運用しています。
まとめ
人間の目は注目しているところに合わせて自然に露出を調整してくれますが、カメラはそうはいかないので、明るいところ、暗いところを同じ構図内で撮ると、想像したイメージと違った写真の出来上がるになることがしばしばあります。
角型フィルターはその違和感をある程度解消してくれるのはもちろんのこと、角型フィルターで描くことのできる新しい世界があります。
角型フィルターの複数枚の組み合わせをしていろいろ考えている時間はとても楽しい時間です。
もしかしたら撮影時よりも楽しいかも(笑)
シャッタースピードを数10秒などと長時間にしないならば角型フィルター用ホルダーなしで手持ちでレンズ前にかざすだけでもその効果が実感できると思います。
少し撮影テクニックがついてきたらハーフNDフィルターだけでも手に入れて、1枚使ってみると新しい世界が広がりますよ。
こちらにハーフNDフィルターの作例を追加しておきましたので参考にしてみてください。
↓H&YのHPリンクはこちらから
・直販サイトでのみ使用可能
・K2aY と入力で5% off
・2万円以上から使用可能
直販サイトのみでアウトレット品も扱っていますが、そちらにもコードが使えるとのこと。アウトレット価格がさらに割引になるので二度お得です。
■H&Y Filter TOPページへのリンク
■H&Y Filter アウトレット品のページへのリンク
↓こちらは私の使用している角型フィルターケース。お値段以上で気に入っています。Amazonと他でかなり値段が違うので、こだわりが無ければAmazonでの購入をお薦めします。
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