今回はこんな記事です。
これはハミングバードディパーチャーと呼ばれた飛行機マニアが大好きな飛び方でした。
今回の記事は私の撮影したハミングバードディパーチャーのコレクションと(多分もう役に立つことはないとは思いますが)ハミングバードディパーチャーの撮影の仕方についての備忘録です。
ハミングバードディパーチャーと呼ばれた由来
ハミングバードディパーチャーとは混雑する羽田の発着枠を増やすため、朝の3便だけに適用が許された飛び方です。
A滑走路(Aラン)にて『34L』で離陸後、すぐに都心の上空を飛ぶことから比較的騒音の少ない航空機だけが許された飛び方で、この飛び方が「ハチドリの様に静かな離陸」であることから「ハミングバードディパーチャー」と呼ばれていました。
なお、そもそも「34L」って何?な方はこの記事を参考にしてください。
羽田から南方面に飛ぶ7:30〜8:00頃離陸する3便だけに適用されていたので6:30の第一ターミナルの展望デッキ開放直後から待っていて場所取りなどしたものです、、、
<朝の3便の行き先と機材>
- 松山行き(これがANAのB8だったのでド本命。ロゴ機だとさらに気持ちが高まります。)
- 高知行き(JーAIRエンブラエル)
- 南紀白浜行き(J-AIRエンブラエル)
富士山をバックに飛んでいく構図になることから航空写真マニアでは垂涎の飛び方でしたが、都心の上を飛ぶこともあり、騒音問題で残念ながら2019年度末に廃止になりました。
なので、、、
今回の記事は完全に私の備忘録&一部のコアな航空写真マニア向けです
ちなみに飛行機関連については下記の記事も書いています。興味があれば併せてご覧ください。
ハミングバードディパーチャーの撮影のコツ
今更整理しても需要がないかも知れませんが、またいつか会える日があるかも知れませんので、ここで撮影のコツをまとめておきます。
①羽田空港から富士山まで視程のいい日を選択する
- 空気が澄むので冬場の方が圧倒的に条件がよいです。また、冠雪している富士山の方が写真映えします。
- 雲レーダー、羽田空港~山梨までの通しの天気予報も参考に、雲が出づらい日を選びます。
私はこちらのサイトを参考に広域での雲の出方の予報を確認していました。
②風向きチェック、風の強い日を選ぶ
- ハミングバードディパーチャーは北風運用前提です。
羽田の天気予報で北風の日を選択。
視程がよく、富士山の冠雪と絡めた撮影をするので、冬場の撮影が基本となり、北風の日が多いのですが、万が一、南風の日だとこの飛び方にならない場合があります(早朝から構えて待っていたのに運用が変更になっていてがっかりしたことが何回もあります、、、)。 - 南風運用でA滑走路を利用する離陸では、離陸する場所と富士山、撮影場所との位置関係から、残念ながらこの構図にはなりません。北風運用であることが必須です。
- B8と絡めたい場合、B8はゆるゆると離陸するので、向かい風(北風)が強い日を選択するのが望ましいです。
(乗っている乗客数にもよりますが)風速5m以上の日でないとデッキからの撮影では富士山とうまく絡みません。
③撮影場所は第一ターミナル展望デッキ(右サイドの左寄り)がよい
- 飛行機→第3ターミナルの『Tokyo International Airport』の文字→富士山が一直線になるような配置で撮影するにはここから撮影します。
では、以降、私の撮影したハミングバードディパーチャーコレクションです。
ハミングバードディパーチャーコレクション
どうしても似たような構図が多いですが、ご容赦を。
第3ターミナルそばのホテルの建設が進むに連れて大型クレーンの位置が変わっていくのが面白いですね。
おまけ:ハミングバード的な?コレクション
富士山静岡空港では今でも富士山と飛行機の離陸を絡めることができます。
ってことで私の撮影したハミングバード的な?コレクション。
まとめ
ハミングバードディパーチャーを撮るために条件が良い日が重なると通勤前なども利用して3回/週で通ったりしたこともありました。
冬の朝イチの第一ターミナルの展望デッキ。特に右サイドはしばらく日陰なので寒いんですよね。風が強い日の方が撮影には条件がよいので、そういう日によく行ったんですがなおさら寒かった
今となっては懐かしい思い出です。
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