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【カスタム】NIKKOR Z 180-600向けLeofoto三脚座 NFC-01のカスタム ~ついに達成した夢の3点支持~

今回はこんな記事です。

NIKKOR Z 180-600に対し三脚座に加えてさらに別の位置で支持するためのカスタムです。また、今回、このカスタムを通じ、レンズサポーターに関する究極のカスタム『3点支持』をようやく完成させることが出来ました。レンズサポーターマニア冥利に尽きます。

はじめに

ようやく日本でもリリースされたNIKKOR Z 180-600のアルカスイス互換の三脚座、LeofotoのNFC-01についてこの記事で紹介をしました。

NFC-01のプレート部分ですが、実は上面、下面ともにアルカスイス互換形状になっています。

ここにLeofotoのEH-01を組み合わせ、レンズ先端と三脚座部分の2箇所を支持しようと考えました。

引用:Leofoto EH-01 商品紹介ページより

2点支持を実現した機材

Leofoto EH-01はアルカスイス互換の小型クランプとレンズ先端をサポートする部分(ローラー)で構成されています。なお、小型クランプのクランプ幅は3cmです。

ローラーを外したところ

EH-01の裏面。小型のアルカスイス互換のクランプが付いています。

ローラー部は上下に可動し、このローラーでレンズを下から支える形です。

まず、NFC-01のプレート部分の上面部にEH-01のクランプを取り付けます。

その後、ローラー部を軽く下から持ち上げるようにレンズに押し当て、先端のネジでローラー部の位置を固定します。

先端のネジは外に引っ張ることでネジのノブの位置を変えることができます。
ノブが機材と干渉する場合は位置の調整が可能です。

なお、レンズを支持するローラー部分には落下防止機構がなく、固定ネジを緩めすぎるとローラー部が落下のリスクがありますので注意です。

2点支持のさらなる改善

標準の構成だとNFC-01のシリコングリップに干渉するため、NFC-01のプレート部分にEH-01のクランプ部分がすべて収まりません。6割程度で固定されている状態。

このままでも固定力に不安な点はありませんが、さらに固定力を上げるため、クランプ部分すべてプレートに固定するにはシリコングリップを外す必要があります。
プレート部分の裏側のネジ4箇所を六角レンチで外せばシリコングリップを外すことが出来ます。

ネジには不用意に外れることを防止するため、ネジロック剤が使用されており、最初はやや固めですが、少し力をいれて回せば外れます。

シリコングリップに干渉されずきれいに装着可

シリコングリップに干渉されずきれいに装着可

シリコングリップが無い方がメカメカしくてむしろかっこいいです。

Kei
Kei

シリコングリップは三脚座を握っての望遠レンズの持ち運びのためのものなので、例えば寒冷時は冷たいままの三脚座で持ち運ぶ必要がありますが、見た目がかなりイケてるので外したまま使おうと思います。

2点支持の”別の”やり方

この記事の「副題」である「ついに実現した3点支持」の説明に行く前に、まずはこの構成を先に説明させてください。

私は超望遠レンズを使用する際、VelbonのSPT-1をかなり愛用しています。

引用:Velbon SPT-1商品紹介ページより

三脚座とカメラ本体の2点支持にすることができ、三脚座だけ雲台に固定するよりも全体にかなりがっちりした機材構成になります。

なお、Velbon SPT-1は三脚座、カメラ本体ともにネジで固定する方式です。
ただし、私の場合、カメラ側はアルカスイス互換の小型クランプをつけて、カメラ側のL字プレートと固定するようにカスタムしています。

私はすべての機材を基本的にアルカスイス互換化して運用したいのですが、Nikon純正の三脚座はアルカスイス互換ではないため、アルカスイス互換を確保しつつVelbonのSPT-1を使っての三脚座+カメラ本体の2点支持を同時には実現出来ませんでした。

このため、撮影のシーンに合わせて下記の構成にする必要があり、これが煩雑でした。

  • アルカスイス互換化する際はNikon純正の三脚座にアルカスイス互換プレートを装着
  • アルカスイス互換プレートの底面にはネジ穴がないため、VelbonのSPT-1を使用する際はアルカスイス互換プレートを外してからNikon純正の三脚座にSPT-1を装着

Nikon純正三脚座にアルカスイス互換プレートを付けたところ 底面にネジ穴が無い、、

三脚座をLeofotoのNFC-01に交換すると下面に多数のネジ穴があるため、このネジ穴を使ってVelbonのSPT-1を組み合わせることで、アルカスイス互換を確保しつつも三脚座+カメラ本体での2点支持も可能になりました。

Leofoto NFC-01の底面。前側の落下防止ネジは外してあります。

なお、NFC-01の前側の落下防止のネジはSPT-1のプレートと干渉するためはずず必要があります。

Kei
Kei

機材の落下リスクは手前側(体側)よりも、前に落ちるケースが多々と思われ、その場合、プレートの後ろ側の落下防止ネジがあれば防ぐことができるため、前側は外しても問題ない と判断しました。

さて、これが3点支持を構築する前段、2点支持の完成図の全容、、、です。

ついに実現した”3点支持”

このブログ、レンズサポーターに関する記事を沢山扱っています。
レンズを安定して支持する方法をひたすらに追求し続けています。

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過去、望遠レンズの2点支持については随分研究し、様々なパターンを試してきました。

三脚座とカメラボディを固定する

レンズ(レンズ先端)と三脚座を固定する

レンズ(レンズ先端)とカメラボディを固定する

レンズ(中間)とカメラボディを固定する

ただし、これまで実現できていなかったことがあります。
それは超望遠レンズの3点支持です。

具体的には

  • レンズ先端
  • 三脚座
  • カメラ本体

の3点すべてをがっちり固定する方法です。

今回の入手した機材でようやく数年越しで追いかけていた構成が実現できました!

Kei
Kei

ここまでやる必要はないかも知れません。
もう、、、趣味というか、、執念ですね!

3点支持はLeofotoのNFC-01、EH-01にさらにVelbonのSPT-1を組み合わせて実現します。
構成はこのような感じです。

レンズ先端、三脚座、カメラ本体 3点全てが固定され、安定感抜群です。

  • Leofoto EH-01でレンズ先端を固定
  • Leofoto NFC-01とVelbon SPT-1で三脚座部分を固定
  • Velbon SPT-1でカメラ本体を固定

なお、カメラの固定にはSPT-1にアルカスイス互換の小型クランプを取り付け、カメラのL字プレートと組み合わせるようにしています。

Kei
Kei

この構成は、例えば夜間の長時間露光撮影(例:練炭撮影)などで効果を発揮すること間違いなしです。

まとめ

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

後半はかなりマニアックな内容になりましたが、こんなツマラナイことにこだわってる人が居るんだ と楽しく(呆れて?)読んで頂けたら幸いです。

 

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