今回はこんな記事です。
三脚ってパーツがシンプルなようで、実はいろいろカスタムすることができます。
カスタムした三脚は自分専用だけのものと思えてとても愛着が湧くものです。
今回の記事では初心者向けの簡単なカスタムから、中級者向けの多少費用にかかるものまで、広くご紹介します。
私の保有の三脚はLeofoto LP-324(仕様的にはLS-324Cとほぼ同等)、Leofoto LM-364Cなので、そちらを例に説明しますね。
ステッカーを貼る
最初のカスタムは三脚の脚にステッカーを貼る、、、です。
これって一番簡単なカスタムですよね。
お気に入りのメーカーのステッカーでも、なんでもよいのでステッカーを貼ってみるとオリジナリティが出て機材を使っていても楽しいものです。
私は角型フィルターユーザーなので、角型フィルターメーカーのKANIフィルターのステッカーを貼っています。
この、KANIのステッカーですが、防水防塵コーティング対応しており、しっかりと貼り付けすることができます。
KANIフィルターユーザーならばオススメのカスタムです。
このステッカーはなかなかおしゃれでカッコいいので、、
KANIユーザーじゃなくても貼ってもいいんじゃないですかね〜
スマホホルダーをつける
飛行機撮影しながらFlightRaderの状況を見たり、場合によっては撮影しながらSNSしたり、三脚の脚にスマホが取り付けられると、三脚を利用しての撮影時にいちいちスマホを取り出す手間が不要で結構便利です。
そんなときにオススメなのがこの製品です。
なお、製品の詳細紹介はこちらの記事も参考にしてみてください。
三脚用のストラップをつける
Leofotoでは三脚のモデル毎に三脚用ストラップが準備されています。
いずれもQDソケットを使用するタイプで、ストラップ自体がガッチリしている分、正直少々重めです。ただし、QDソケットなので簡単に脱着は可能です。
LSシリーズでは三脚上部の1/4インチのネジ穴と三脚の脚にQDソケット用の部材を取り付けてストラップを設置。
LMシリーズでは三脚上部のネジ穴が3/8インチなので、そちらに対応したアダプターと三脚の脚にQDソケット用の部材を取り付けます。
三脚を三脚バッグに入れて撮影場所までいくと取り出した後のバッグが邪魔になることも多いので三脚自体にもストラップがついていると持ち歩きの際に重宝します。
なお、万が一、撮影時に三脚用ストラップが風で揺れて邪魔になるようなら外して(後述する)ストーンバッグの上にでもおいておけばよいです。
その意味でも取り外しが容易なタイプが望ましいですね。
(注:下記はLS32シリーズ、LM36シリーズ向けのストラップです)
ストーンバッグをつける
ストーンバッグとはこんな製品です。
『ストーンバッグ』というくらいなので、主な目的はこのバッグに少し重いものを乗せて三脚全体を重くし、三脚を安定させることも目的です。
ストーンバッグを三脚の脚の間に張ることで、ポーチなどの荷物や、レンズキャップ、レリーズなど、ちょっとした小物・機材を置くことにも使えます。
汚れるので物を地面に置きたくない などの場合も便利です。
各社からいろいろな製品が出ています。
ただし、布に厚みがあってゴツかったり、ストーンバッグに区切りがあって物を区別しておけるなどもありますが区切りが邪魔になってポーチなどが置きづらいなど、正直使いづらいものも多いです。
その中でも私はKANIのストーンバッグをオススメします。
この製品は素材がメッシュなので、ストーンバッグが風で煽られて三脚が倒れるなどのリスクが少ないです。
また、素材が柔らかく、三脚をしまう際は折りたたんでも邪魔になりませんので、三脚につけっぱなしにしておけます。
脚への取り付けはマジックテープなので、非常に簡単です。
なお、KANIのストーンバッグの取り付け方のコツを別の記事にしているので詳細はこちらも見てみてください。
運台座下部にエンドフックをつける
エンドフックとは三脚下部にフック状の物を取り付け、重いものをぶら下げて三脚自体を安定させたり、小物をぶら下げたりするときに利用するものです。
Leofotoでは
- LSシリーズ向けにコンパクトなエンドフック
- LMシリーズ向けにレベラーとセットになったエンドフック
などが準備されています。
LSシリーズ向けエンドフック
LSシリーズの運台座下部 1/4インチのネジ穴に取り付けます。
フック部分の向きを変えられるので収納時に邪魔にならない角度に変えることができます。
ただしフック部分含めて全体にかなりコンパクトなので、あまり大きな物を吊り下げるのには向かないかな と思います。
LMシリーズ向けエンドフック
システム三脚の本領発揮ですね。
複数の機材でエンドフックが準備されています。
- 標準で添付のエンドフックを使う
- エンドフック付きのレベラーを使う
- エンドフック付きのセンターポールを使う
いずれも大型のエンドフックが付属しているので、ある程度大きなものを吊り下げることも可能です。
運台座をアルカスイス互換にする
このブログでは度々扱ってきたネタですが、三脚をアルカスイス互換対応にすると、雲台の交換が楽になることを中心にいろいろ便利なことがたくさんあります。
なお、アルカスイス互換対応にするやり方は主に二通りあります。
- (三脚上部の)運台座にアルカスイス互換のクランプを取り付ける
- ハーフボウルをアルカスイス互換クランプタイプにする
詳細なやり方を以降で説明します。
運台座にアルカスイス互換のクランプを取り付ける
三脚上部の運台座(雲台を取り付ける部分)にアルカスイス互換クランプを装着。
雲台底部にはアルカスイス互換のプレートを付けて、雲台の交換をしやすくしたり、三脚に直接アルカスイス互換のロングプレートなどをつけてカメラを2台構成にする などの応用ができます。
ハーフボウルをアルカスイス互換クランプ一体型にする
LMシリーズの様なシステム三脚と言われるタイプは三脚上部の”空間”に半球系のレベラーを取り付けてビデオ雲台利用時など、水平になるような調整をすることができます。
このレベラーについて、Leofotoではかなり充実した種類が準備されています。
上部がネジ形状、アルカスイス互換クランプ一体型(ノブ対応、レバータイプ)、長さも短いもの、長いもの(エンドフック付き)などなど、レベラーを自分の用途に併せていろいろ選ぶことが可能になっています(下記のリンクは一例です)。
ビデオ雲台を使用するケースではアルカスイス互換一体型のレベラーを選択することで余計な機材を追加することなく、アルカスイス互換化したビデオ雲台を三脚に取り付けることができます。
なお、運台座のアルカスイス互換化の詳細はこちらの記事も参考にしてみてください。
石突を交換する
LeofotoのLSシリーズ、LMシリーズともにゴム製の石突とスパイクタイプの石突がついていますが、より安定させるため、半球形のサクションカップタイプの石突に交換する というカスタムです。
Leofotoからもサクションカップタイプの石突が用意されていますが、これが本当にオススメできない。(最新型は改善されたのかもしれませんが)ゴムの動きが非常に悪くてとても使い勝手が悪いです。
そこで三脚の最高峰のGITZOの製品を石突だけ利用するカスタムです。
Leofotoの純正品でないのでLeofotoの三脚に取り付けると隙間ができてしまいますが、そちらは水道配管用のゴム製品で埋める というマニアなカスタムです。
詳細はこちらも参考にしてみてください。
おまけ
ここまでつらつらと書いてきたLM-364Cのカスタムですが、、、、
同じカスタムをすると標準添付の三脚用バッグには雲台をつけたままで入りません。
アルカスイス互換のクランプをつけているので、雲台自体の取り外しは簡単なのですが、あえて雲台だけ別で持っていくのも煩雑です。
このため、もう少し長さの長い、LM-404C用の三脚用バッグを追加で入手したところ、三脚用バッグを拡張せずとも長さがぴったり収まりました。大成功!
なお、三脚用バッグを追加購入するにはLeofotoの販売代理店に相談して購入します。
(私はLocaデザインさんに相談して追加購入しました。)
ちなみにLocaデザインさんのHPはこちらです↓↓↓
その他、追加購入できる三脚用バッグについてはこちらの記事にまとめたので、興味があれば併せてご覧ください。
まとめ
三脚のカスタムについて簡単なものからマニアなものまでいろいろご紹介してみました。
三脚はカメラと比較して大きな技術革新はしにくく、長く使える機材です。
カスタムすることでさらに愛着が湧き、撮影時の大事な相棒として長く使える機材になるはずです。
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